iTero(アイテロ)の紹介

iTero(アイテロ)とは

「iTero(アイテロ)」は、マウスピースを用いる矯正治療にあたって必要な歯型をとるための3D光学スキャナーです。お口の中を直接スキャンしてデータ化することによって、患者様一人ひとりのお口にぴったり合う精密なマウスピースを作製できます。

印象材(お口に入れて歯型を取るための粘土状の素材)を使わずに済み、スキャン自体も数分で完了するため、患者様にかかる負担がごく少なく済むのが魅力です。

iTero(アイテロ)のメリット

iTero(アイテロ)の主なメリットは、「歯型採取時の患者様の負担が少ないこと」・「より精度が高く変形のないマウスピースが作製できること」・「マウスピースの作製にかかる期間が短く、より早く治療を開始できること」の3点です。3Dスキャンによって精密な歯型を取ってインターネット上でデータを送信し、それをもとにマウスピースの作製を開始するため、従来よりも手軽かつスピーディに矯正治療を始めていただけます。

iTero(アイテロ)の流れ

step1

スキャン

お口の中にペン型のスキャナーを差し込み、スキャン(撮影)を行います。全体のスキャンは2～3分ほどで完了し、現在の歯並びや嚙み合わせの状態を画像化してその場で確認することができます。

step2

マウスピースの作製

スキャンによって取った歯型のデータをインターネット上で送信し、速やかにマウスピースの作製に移ります。完成までにかかる日数は患者様ごとに異なるため、ご来院時に個別にご案内いたします。

step3

マウスピースが完成次第、治療開始

完成したマウスピースが当院に届き次第、適切な装着が可能か、装着時に違和感がないかなどの確認をいたします。治療に関する疑問や不安を解消した上でマウスピースをお持ち帰りいただき、矯正治療が始まります。

嘔吐反射のある患者様への使用

iTero(アイテロ)の3Dスキャンによる歯型取りは、お口の奥に器具を入れられるとえずいてしまう「嘔吐反射」が強い患者様でも、安心してご利用いただけます。

印象材を用いた従来の歯型取りは、お口を大きく開けた状態で印象材をたっぷりと入れて固まるまで待つ必要があり、特に嘔吐反射が強い患者様にとっては大きな苦痛を伴うものでした。

しかし、iTero(アイテロ)のスキャナーは細いペン型であるため、お口の奥に差し込んだ際にも不快感が少なく、スキャン自体もより短い時間で完了します。過去に嘔吐反射が原因で矯正治療を断念されたことがある患者様も、ぜひお気軽にご相談ください。

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