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漫画でわかる「小児矯正」
矯正の必要性
矯正治療はなぜ必要なのか
矯正治療は、歯の見た目を美しく整えるだけでなく、お口や顎に留まらない全身の健康を保つという意味でも非常に重要なものです。特にお子様においては、歯並びの悪さにつながっている口呼吸や指しゃぶりといった悪習癖が顎周りの成長を妨げることもあります。
日々バランスの良い食事を摂るためには、正しく噛める歯が必要です。長期的な全身の健康を守るため、歯並びや嚙み合わせに意識を向けてみてください。
噛み合わせが悪く、そのままにしておくと・・・
嚙み合わせが悪い状態では、すべての歯を使って食べ物を噛むことができず、一部の歯にのみ大きな負担がかかってしまいます。将来は強い負担がかかった歯から順に抜けていくのです。
歯の数が減って噛む力が衰えると、食べられる食材が限られることから栄養が偏って生活習慣病などを引き起こしたり、噛むことによって得られる脳への刺激が失われて認知症になりやすくなったりと、お口だけではなく全身の健康に影響します。
80歳の時点で自分の歯が20本以上残っている「8020」を達成した方の多くは、歯並びや嚙み合わせが良いことが歯の健康につながっています。矯正治療は大人になってからでも大きなメリットをもたらすものです。大切な歯を失ってしまう前に、ぜひお早めに当院へご相談ください。
矯正のメリット・デメリット
矯正治療を行うメリットと、治療に伴うデメリットにはそれぞれ以下のようなものがあります。
メリット
- 歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病になりにくくなる
- すべての歯を使って正しく噛めるようになる
- 歯列や口元、横顔の見た目が整う
デメリット
- 矯正装置に慣れないうちは違和感や鈍い歯痛を感じることがある
- 固定式装置の場合、歯磨きがやや難しくなる
- 歯根吸収や歯肉退縮、神経の失活などが起こることがある
矯正治療を始める時期
お子様の場合は、顎が成長し永久歯が生え始める6歳前後から矯正治療を始めることが望ましいです。早期に治療を開始すればお子様への負担が軽く、費用も安く済み、お口や顎から派生する全身の健全な発育を守ることができます。
とはいえ、適齢期を逃してしまったお子様や大人の方であっても、矯正治療を始める時期に遅すぎる・意味がないということはありません。歯からつながる全身の健康を長く保つため、歯並びや嚙み合わせが気になったらぜひ矯正治療をご検討ください。
矯正治療の種類
矯正治療には、以下のような種類があります。
床矯正
着脱可能な装置をつけて顎のアーチを広げることによって、抜歯をせずに歯列を整える方法
マウスピース矯正(インビザライン)
着脱可能なマウスピースを1~2週間おきに交換して徐々に歯を動かし、歯列を整える方法
ワイヤー矯正
着脱不可の装置(ブラケット)をつけ、ワイヤーを通し、力をかけて歯列を整える方法(特に大人の場合、抜歯が必要となることが多い)
当院では、小さなお子様から大人の方まで、一人ひとりのご年齢や歯並びの状態を踏まえた最適な方法での治療をご提案しています。