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漫画でわかる「小児矯正」
ワイヤーとマウスピース矯正の違い
価格
ワイヤー矯正
全体矯正 | 60万〜170万円 |
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部分矯正 | 30万〜70万円 |
マウスピース矯正
全体矯正 | 80万〜100万円 |
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部分矯正 | 10万〜40万円 |
※全体矯正は歯並び全体を、部分矯正は主に前歯のみの並びを整えるものです。
期間・通院頻度
ワイヤー矯正
治療期間 | 1~3年 |
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通院頻度 | 1ヶ月に1回 |
マウスピース矯正
治療期間 | 1~3年 |
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通院頻度 | 1~3ヶ月に1回 |
これらはいずれも全体矯正における目安であり、矯正範囲や患者様一人ひとりの歯並びや噛み合わせの状態によって変動する場合があります。
痛み
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は歯を大きく動かして歯列を整える効果が大きい分、歯にかかる力が強いため、特に慣れないうちは締めつけられるような痛みを感じる方が多いです。また、金属製の装置が口腔内を傷つけることがないよう注意しなければなりません。
マウスピース矯正
マウスピース矯正は比較的弱い力で徐々に歯を動かしていくため、ワイヤー矯正ほどの痛みはありません。装置はシリコンなどで作られており薄くやわらかいため、口腔内の怪我につながるリスクも低いです。
食事
ワイヤー矯正
取り外しができないため、装置に付着する可能性がある粘着性の高い食べ物(ガムなど)は食べられません。その他、強く噛みしめることが破損につながる硬い食べ物、挟まりやすい葉物野菜や麺類などは、小さくカットするなどして慎重に食べる必要があります。
マウスピース矯正
自由に取り外せるため、装置のことは一切気にせずにメニューを選んで食事ができます。ただし、食後にマウスピースをつけ忘れることがないように十分注意してください。
歯磨き
ワイヤー矯正
装置をつけたままの歯磨きは難しく、磨き残しが虫歯につながりやすいです。専用の歯ブラシを使って入念に歯磨きをしましょう。治療開始時には、磨き方のコツを身につけて虫歯を予防していただくためのブラッシング指導を行います。
マウスピース矯正
食事と同様に、装置を外した状態でこれまで通りに歯磨きができます。マウスピースも、毎日歯ブラシで優しく汚れを落とすなど簡単な洗浄をしましょう。
メリット・デメリット
ワイヤー矯正
メリット
- 歯を大きく動かして歯並びを整えられる
- つけ外しを意識せずに済む
- 長年主流の方法であり治療実績が豊富
デメリット
- 種類によっては装置が目立つ
- 取り外しができない
- 金属製の装置特有のトラブルのリスクが高い
ワイヤー矯正は、歯に比較的強い圧力をかけることで、根元から大きく動かして歯列をきれいに整えられるのが強みです。装置は取り外しができず常につけた状態になるため、つけ忘れによって治療期間が延びたり、理想の形にならないまま終わってしまったりする心配がありません。
一方で、装置が目立ち、矯正治療をしていることに気づかれやすいことは大きなデメリットです。目立たない色のものもありますが、基本的に歯の前面にワイヤーが通るため、周囲の人には極力隠したいと考えている方には向いていません。また、金属アレルギーがある方は使用できず、装置の金属が口腔内を傷つけてしまうことがあるなど特有のリスクも多いです。
マウスピース矯正
メリット
- 矯正をしていることを周囲に気づかれにくい
- 装置の取り外しができる
- 金属製の装置特有のデメリットが解消できる
デメリット
- 歯の大きな移動を伴う矯正には限界がある
- 毎日20時間以上装着し続ける必要がある
- 装置の洗浄が必要
マウスピース矯正は、透明度の高いシリコンなどの素材で作られた装置を使うため、矯正治療をしていることが周囲に気づかれにくいことが魅力です。言葉の発音への影響が出にくく、金属製の装置特有のリスクもありません。
デメリットとしては、ワイヤー矯正に比べると歯を動かす力が弱いことがあげられます。歯を根元から大きく動かして並べ直す必要がある場合には、マウスピース矯正だけでは対応しきれません。また、取り外しが可能でありながらも毎日20時間以上の装着が必須であるため、一度外した後のつけ忘れを防ぎ、毎日簡単な洗浄をするなどの自己管理が求められます。